犬や猫の歯石取りは、動物病院で行う方法として一般的に「麻酔をかけて行うもの」と「無麻酔で行うもの」の2つがあります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、飼い主としてどちらが愛犬・愛猫にとって最適かを理解して選ぶことが大切です。
無麻酔での歯石取りは可能?
無麻酔での歯石取りは可能ですが、いくつかの注意点があります。
無麻酔の歯石取りのメリット
1. 麻酔リスクがない
高齢のペットや持病のあるペットにとって、麻酔は大きなリスクになります。無麻酔であれば、これらのリスクを回避できるので、安心して施術を受けられます。
2. 短時間でできる
無麻酔での歯石取りは、通常、麻酔をかける場合よりも短時間で済むことが多く、ペットへの負担が少ないとされています。
無麻酔の歯石取りのデメリット
1. 徹底的なケアが難しい
無麻酔の場合、ペットが完全に動かずにいられることが前提となります。そのため、口の奥や歯周ポケットなどの細かい部分までしっかりとケアするのは難しく、深刻な歯周病がある場合は効果的な処置ができないことがあります。
2. ストレスを与える可能性
無麻酔の歯石取りは、ペットにとってストレスがかかることがあります。歯石を除去する間、動かないように保定されるため、恐怖心や不安を感じるペットも少なくありません。
3. 歯周病の診断が困難
無麻酔の状態では、歯茎の下や歯周ポケットの状態を詳しく検査することが難しいため、見逃してしまう病変がある可能性があります。歯石を取るだけでは、根本的な歯周病の治療にはなりません。
麻酔下での歯石取りの必要性
重度の歯石や歯周病の治療を行う場合は、麻酔下での処置が推奨されることが多いです。
麻酔下の歯石取りのメリット
1. 徹底的な歯科処置が可能
麻酔をかけることで、動物が完全にリラックスした状態になるため、細かい部分までしっかりとクリーニングできます。歯周ポケットの洗浄や抜歯など、より専門的な治療が必要な場合でも、安全に行えます。
2. 痛みや不快感がない
麻酔を使用することで、ペットは処置中に痛みや不快感を感じません。そのため、より安全かつ確実に治療が行えます。
3. 診断が精密にできる
麻酔をかけた状態であれば、歯科レントゲンを撮影して歯根や歯周組織の状態を詳しく確認することができます。これにより、隠れた病変を見つけて適切な治療を行うことが可能です。
麻酔下の歯石取りのデメリット
1. 麻酔のリスク
麻酔は健康なペットにとってもリスクが伴います。特に高齢のペットや持病があるペットの場合は、麻酔による合併症が心配です。そのため、事前に健康診断を受ける必要があります。
2. コストがかかる
麻酔を使用した処置は、無麻酔の処置に比べて費用が高くなります。診断や治療の内容によってはさらにコストがかかることもあります。
無麻酔と麻酔、どちらを選ぶべき?
愛犬・愛猫の健康状態や年齢、歯の状態によって最適な方法は異なります。歯石が軽度であれば無麻酔のケアでも十分かもしれませんが、重度の歯石や歯周病がある場合は麻酔をかけて徹底的に処置する方が良いでしょう。また、無麻酔での歯石取りを行う際は、信頼できるプロフェッショナルに任せることが大切です。
獣医師に相談を
最終的には、ペットの状態をよく理解している獣医師に相談するのが最も安心です。無麻酔での処置が可能かどうか、また麻酔が必要な場合のリスクを十分に考慮し、ペットにとって最適な選択をしてください。
愛犬・愛猫が健康な歯と歯茎を保ち、快適な生活を送れるように、日常的なデンタルケアも心がけましょう。歯磨きやデンタルガムなどの習慣づけも重要です。
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