フィラリアにかかった猫はどうなる?症状や治療方法など

フィラリアに感染した猫は、感染初期からさまざまな症状が現れることがあり、犬よりも重篤化しやすいとされています。猫は少数のフィラリアでも強い免疫反応が起きるため、深刻な症状が出やすく、場合によっては突然死に至ることもあります。

主な症状

1. 呼吸器症状

• 咳や喘鳴(ゼーゼーとした呼吸音)、息切れ、呼吸困難などが見られます。

• フィラリアの寄生により肺の血管が詰まったり、炎症が起こったりするため、呼吸が非常に苦しくなります。

2. 嘔吐

• フィラリア感染に伴う一般的な症状で、嘔吐が頻繁に見られます。食べ物を戻すだけでなく、食べていないのに胃液を吐くこともあります。

3. 元気消失・食欲不振

• フィラリア感染により体調が悪化し、猫が元気をなくしたり、食欲が減退することがあります。特に体重減少や活力の低下が見られる場合は注意が必要です。

4. 慢性的な体調不良

• 感染が長引くと、猫は慢性的な体調不良に苦しむことがあります。フィラリアの寄生により肺や心臓に負担がかかり、全身の健康が損なわれます。

5. 突然死

• 猫のフィラリア症では、突然死のリスクが高いとされています。特に感染初期に肺や心臓に強い負担がかかると、急激な症状の悪化によって命を落とすことがあります。

治療法

猫には犬用のような安全なフィラリア成虫駆除薬がないため、主に対症療法が行われます。治療は症状の緩和に焦点を当て、フィラリアが自然に死ぬのを待つことになります。

• 酸素吸入:呼吸が苦しい場合、酸素吸入などの呼吸補助が行われることがあります。

• 抗炎症剤・免疫抑制剤:肺や血管の炎症を抑えるため、抗炎症剤や免疫抑制剤が投与されることがあります。

• 対症療法:嘔吐を抑える薬や、栄養補助剤なども用いられ、猫が快適に過ごせるように症状緩和を図ります。

予防の重要性

猫にとってフィラリア感染は予防が非常に重要です。フィラリア症の治療が難しく、少数のフィラリアでも重症化しやすいため、予防薬を月に1回投与することで感染を防ぐことが推奨されます。また、蚊が多く発生する季節には、室内飼いであっても蚊対策を徹底すると安心です。

まとめ

フィラリアに感染した猫は、呼吸器症状や嘔吐、元気消失といった重篤な症状を示し、場合によっては突然死に至ることがあります。治療が難しいため、予防をしっかり行い、猫をフィラリアから守ることが最も効果的な対策です。

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