犬のダニは人間に影響はある?病気や感染のリスク

犬に付くダニ(特にマダニ)は、人間にも影響を及ぼすことがあります。犬がダニに寄生されている場合、人間が直接ダニに噛まれたり、ダニが媒介する病気に感染するリスクがあるため、注意が必要です。以下に、犬のダニが人間に及ぼす影響について詳しく説明します。

1. 直接噛まれることによる影響

• かゆみと赤み:マダニに噛まれると、噛まれた部分が赤く腫れたり、かゆみが生じることがあります。特に皮膚が薄い部分(首や足首など)が噛まれやすいです。

• アレルギー反応:一部の人は、ダニの唾液にアレルギー反応を起こすことがあります。噛まれた部位が強くかゆくなったり、腫れが広がったりすることがあるため、注意が必要です。

2. ダニ媒介の病気に感染するリスク

• ライム病:マダニは、ライム病の原因であるボレリア菌を媒介することがあります。ライム病に感染すると、初期症状として発熱や倦怠感、関節痛、特徴的な「標的状の発疹」が出ることがあります。ライム病は治療が遅れると慢性化することがあるため、早期の治療が重要です。

• 日本紅斑熱:日本国内で見られる病気で、マダニが媒介します。高熱や発疹、頭痛などの症状が現れ、重症化することもあります。マダニが多い地域では特に注意が必要です。

• バベシア症:バベシア症は一般的には犬に影響を及ぼす病気ですが、稀に人間にも感染することがあります。感染すると発熱や貧血、倦怠感などの症状が現れます。

3. 家の中へのダニの持ち込み

• 犬に付着していたダニが家の中に落ちると、人間がダニに噛まれるリスクが増えます。特にカーペットやソファ、ベッドなどにダニが潜むことで、寝ている間や家の中で過ごしている間に噛まれる可能性があります。

• マダニは環境中でも数日間生存できるため、犬がダニに感染していた場合、家の中を念入りに掃除し、ダニが再発生しないように対策を講じることが重要です。

4. 予防策と対処法

• 犬の定期的なダニ予防:ネクスガードやフロントラインプラスなどの駆除薬を月に1回使用することで、ダニの付着と感染を予防できます。犬がダニに感染することを防ぐことで、人間へのリスクも軽減されます。

• 犬の体をチェック:散歩後に犬の体をチェックし、ダニが付いていないか確認します。特に、耳や首、足の付け根などダニが付きやすい部分を念入りに見ましょう。

• 家の掃除とダニ忌避スプレーの使用:犬がよく過ごす場所や家具、カーペットを定期的に掃除し、ダニ忌避スプレーを使用することで、家の中でのダニの発生を防ぎます。

• マダニ除去の正しい方法:もし人間がダニに噛まれた場合、無理に引き抜こうとするとダニの頭が皮膚に残ることがあるため、専用のダニ取り器具を使用し、正しい方法で取り除きましょう。

5. 医療機関への受診

• マダニに噛まれた場合や、発熱や倦怠感などの症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診してください。ダニ媒介の病気は早期の治療が重要です。

犬に寄生するダニは、人間にも健康リスクをもたらす可能性があるため、日常的な予防と対処法を徹底し、犬だけでなく家族全体の健康を守りましょう。

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