犬がノミに寄生された時の症状&対処法

犬がノミに噛まれると、さまざまな症状が現れることがあります。噛まれたことによるかゆみやアレルギー反応、感染症のリスクなど、症状の程度は犬の体質やノミの数によって異なります。以下に、ノミに噛まれたときの主な症状を紹介します。

1. かゆみと掻きむしり

• ノミに噛まれると、犬は強いかゆみを感じます。そのため、頻繁に体を掻いたり、噛みついたりする仕草が見られます。特に、首回りや耳の後ろ、背中、尾の付け根など、ノミが付きやすい部分を重点的に掻きむしることが多いです。

2. 赤みや発疹

• ノミに噛まれた部分は、赤く腫れたり、発疹が出ることがあります。噛まれた場所が点状に赤くなるのが特徴で、皮膚に小さなかさぶたができることもあります。

3. 脱毛

• かゆみから頻繁に掻きむしると、被毛が抜けて脱毛が見られることがあります。特に、ノミの噛まれやすい背中や尾の付け根周辺に部分的な脱毛が起こることがあります。

4. ノミアレルギー性皮膚炎(Flea Allergy Dermatitis, FAD)

• 一部の犬は、ノミの唾液に対してアレルギー反応を起こし、ノミアレルギー性皮膚炎を発症することがあります。この場合、通常よりも強いかゆみや、広範囲にわたる皮膚の赤み、発疹、脱毛が見られます。

• ノミアレルギー性皮膚炎になると、噛まれた場所だけでなく、全身に症状が広がることがあり、治療が必要になります。

5. 二次感染

• ノミの噛み跡や掻きむしりによって皮膚に傷ができると、そこから細菌が感染し、膿がたまるなどの皮膚感染症を引き起こすことがあります。細菌感染が広がると、さらに炎症がひどくなり、治療が長引くことがあります。

6. 貧血

• 大量のノミに寄生されている場合、ノミが血を吸い続けることで貧血になることがあります。特に、子犬や体力が低下している犬は、重度の貧血に陥ることがあります。貧血の症状として、元気がなくなる、食欲不振、歯茎や舌が白くなるなどが見られます。

7. 条虫感染

• ノミを噛んだり飲み込んだりした場合、条虫(サナダムシ)に感染することがあります。ノミが条虫の媒介者となり、犬の体内に条虫の卵が入ってしまうことがあります。条虫に感染すると、便に白い米粒のような寄生虫片が見られることがあります。

8. 不快感やストレス

• ノミに噛まれることで犬が頻繁に体を掻いたり噛んだりするため、不快感やストレスがたまります。犬が落ち着かなくなり、睡眠の質が低下することもあります。

ノミに噛まれたときの対処法

1. ノミ駆除薬の使用:ネクスガード、フロントラインプラス、アドバンテージプラスなどのノミ駆除薬を使用して、ノミの成虫を駆除し、再感染を予防しましょう。駆除薬は犬の体重に合ったものを選び、月に1回の頻度で投与するのが一般的です。

2. 患部のケア:皮膚に赤みや発疹がある場合、患部を清潔に保ち、獣医師の指導のもとで、適切な治療を行いましょう。かゆみがひどい場合は、獣医師が処方する薬用シャンプーや軟膏が効果的です。

3. 環境の掃除:ノミは環境中に卵や幼虫を残すため、犬の寝床やカーペット、ソファなどを徹底的に掃除機をかけるなどして清掃し、ノミの再発を防ぐことが大切です。

4. 獣医師の診察:犬がノミアレルギー性皮膚炎の症状を示している場合や、貧血や二次感染の兆候がある場合は、速やかに獣医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

ノミに噛まれた際は、速やかに対応することで、犬のかゆみや不快感を軽減し、二次感染などのリスクを抑えることができます。定期的なノミ予防と環境の清掃を徹底し、犬の健康を守りましょう。

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