犬のフィラリア予防薬は生後何ヶ月から飲ませる?

フィラリア予防薬は、蚊が出始める時期の少し前から投与を開始するのが一般的です。フィラリア症は、蚊が媒介する寄生虫による病気で、感染を予防するためには、蚊の活動が活発になる前から薬を投与し、蚊がいなくなってからもしばらく継続する必要があります。

フィラリア予防薬の投与開始と終了の時期

1. 予防開始時期

• 一般的には、蚊が出始める1か月前、もしくは蚊の活動が本格化する1~2か月前から予防を始めると良いとされています。地域や気候によって異なりますが、日本では多くの場合、4月から5月に投与を開始します。

• フィラリア予防薬は、体内に侵入して成長を始めるフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)に作用し、感染の早い段階で駆除するため、蚊が刺した後に感染するまでに数週間の猶予があります。そのため、蚊が活動を始める前から予防薬を使用することで、感染のリスクを低減できます。

2. 予防終了時期

• 蚊がいなくなった後も、最後の蚊に刺されてから1~2か月後までは投薬を続ける必要があります。日本では多くの場合、11月から12月頃までの継続が推奨されます。

• フィラリアの幼虫が感染してから成虫になるまでには時間がかかり、蚊がいなくなった後も体内に残る幼虫が成長を始めるリスクがあります。これを防ぐために、蚊がいなくなった後も予防を続けることが重要です。

投薬スケジュールの設定方法

• 月に1回の投薬:ほとんどのフィラリア予防薬は月に1回投与するタイプです。投薬日をカレンダーやリマインダーに記録して、1か月ごとの投薬を忘れないようにしましょう。

• 獣医師に相談:投与の開始時期や終了時期は、地域の蚊の発生状況や気候によって異なる場合があるため、具体的なスケジュールについては獣医師に相談し、最適な予防計画を立ててもらうと安心です。

注意点

• 子犬の場合:子犬は生後6〜8週齢からフィラリア予防を始めるのが一般的です。生後6ヶ月未満の子犬はフィラリア検査が不要ですが、6ヶ月以上の犬には事前にフィラリア検査を行う必要がある場合があります。

• 投薬を忘れた場合:1回分の投薬を忘れた場合でも、気づいたらすぐに獣医師に相談し、次の投薬スケジュールを調整してもらいましょう。投与を忘れると感染リスクが高まるため、早めの対応が大切です。

• 毎年の検査:フィラリア予防薬の投与を継続していても、フィラリア感染の有無を確認するために年1回の検査を受けることが推奨されています。

フィラリア予防薬は、感染してしまうと治療が難しくなるフィラリア症から犬を守るために重要です。蚊のシーズンに合わせた適切な投薬スケジュールを守り、健康な状態を維持しましょう。

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