犬や猫がフィラリア(犬糸状虫症)に感染した場合、初期の段階では症状が現れにくいことが多いですが、感染が進行するにつれてさまざまな症状が現れることがあります。犬と猫では症状の出方が異なるため、以下にそれぞれの特徴的な初期症状を説明します。
犬のフィラリア初期症状
フィラリア症の初期段階では、症状が軽微で見逃されやすいです。感染から6か月後くらいから症状が現れることが多く、主な初期症状には以下のようなものがあります:
1. 軽い咳:
• 初期段階では、フィラリアが肺に寄生し始めるため、軽い咳が現れることがあります。最初は頻度が少ないですが、進行すると持続的な咳や乾いた咳が増えます。
2. 倦怠感や運動不耐性:
• 遊びたがらなくなったり、散歩中にすぐに疲れるなど、以前よりも活発さが減り、だるそうにすることがあります。
3. 体重の減少:
• 感染が進行し、食欲が低下することで徐々に体重が減少する場合があります。初期段階では体重減少が軽度で見逃されることが多いです。
猫のフィラリア初期症状
猫は犬よりもフィラリア症に対する抵抗力が高いため、感染するケースは少ないですが、猫が感染した場合は症状が急激に進行することがあります。猫のフィラリア症は「猫糸状虫症」とも呼ばれ、次のような初期症状が見られることがあります:
1. 咳や喘鳴(ぜんめい):
• 呼吸器系の症状として、咳や喘鳴が現れることがあります。猫では、呼吸が荒くなったり、呼吸がしにくそうにすることが見られることが多いです。
2. 嘔吐:
• 消化器系の症状として嘔吐が見られることがあり、フィラリア感染が進行すると、嘔吐が頻繁になることがあります。
3. 呼吸困難:
• フィラリアが肺に影響を与えることで、呼吸困難を起こしやすくなります。猫では急性の呼吸困難が現れることもあり、緊急性が高いです。
その他の共通症状
犬猫ともに、フィラリアが血流に影響を与えることで、より進行すると以下のような症状が見られることがあります:
• 食欲不振
• 体重減少
• 活動性の低下
• むくみや腹水(特に進行時)
早期発見と予防の重要性
フィラリア症は、初期段階での発見が難しいため、定期的なフィラリア検査と予防薬の使用がとても重要です。特に犬は毎年のフィラリア検査が推奨され、予防薬を適切に投与することで感染を防ぐことができます。また、猫の場合、急性症状が出ることが多いため、室内飼いであっても予防措置を取ることが望ましいです。
愛犬や愛猫にフィラリアの疑いがある場合は、すぐに動物病院で検査を受け、適切な対応を取ることが大切です。
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