犬はドッグフードを食べずにおやつだけで生きることはできる?

犬がおやつだけで生きることはできません。おやつは基本的に嗜好性が高く、主にご褒美や間食として与えられるものです。おやつには通常、主食(ドライフードやウェットフード)に含まれるような栄養バランスが備わっていないため、長期的におやつだけを与えると、犬の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

おやつだけで生活することの問題点

1. 栄養バランスの欠如

• おやつは、通常、ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪、炭水化物などのバランスがとれていないため、必要な栄養素が十分に摂取できません。栄養不足により、免疫力の低下や臓器の機能不全、成長の遅れ、皮膚や被毛の問題など、様々な健康問題が引き起こされます。

2. 過剰なカロリーと肥満

• おやつにはカロリーが高いものが多く、過剰に与えると肥満の原因になります。肥満は、関節の問題や糖尿病、心臓病などのリスクを高めます。

3. 歯や消化器官への影響

• おやつの中には、糖分や脂肪分が多いものもあり、これらは歯の健康を害し、歯周病の原因になることがあります。また、消化に悪影響を及ぼし、下痢や嘔吐の原因になることもあります。

4. エネルギー不足と体力の低下

• 主食は、犬が日常生活で必要とするエネルギーを提供するために設計されています。おやつだけではエネルギー不足に陥り、体力が低下して元気がなくなることがあります。

犬に必要な栄養素

犬の主食(ドライフードやウェットフード)は、犬の体に必要なタンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。これらの栄養素は、犬が健康を維持するために必要不可欠です。

おやつの適切な与え方

• おやつは全体の食事の10%以下に:おやつは、犬の1日の総カロリー摂取量の10%を超えないようにするのが理想的です。これは、栄養バランスを崩さず、健康を維持するための目安です。

• 適度な量と種類を選ぶ:栄養価の高いおやつや、低カロリー、無添加のものを選び、与えすぎに注意しましょう。また、おやつに頼りすぎないようにし、あくまで主食をベースに健康管理を行います。

主食が食べられない場合

もし犬が主食を食べられない場合(病気や老齢など)、獣医師に相談して栄養補助食品や、必要に応じて特別食を選ぶことが重要です。栄養バランスを考えた代替食や、特別なケアを必要とする場合には獣医師の指導を受けることが推奨されます。

おやつはあくまで主食を補完するものとして考え、栄養バランスを意識した適切な食事を提供することで、愛犬の健康を守りましょう。

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